アフガン難民のボクサー、英国人女性殺害で逮捕 遺体はスーツケースに
ギリシャ・アテネで、英国人女性の遺体がスーツケースに入れられた状態で見つかるという衝撃的な事件が起きた。
逮捕されたのは、アフガニスタン出身の難民でプロボクサーのシャリフ・アフマドザイ(26)。彼は難民支援団体「Love Every Nation Athens」を運営しており、被害者の英国人女性エリザベス=ジェーン・ロスさん(38)とはその活動を通じて知り合ったとみられている。
寝苦しい夜が、これひとつで快適にAirio Pro 事件の経緯はこうだ。7月16日、アテネのキプセリ地区にある廃ビルで、スーツケースに詰められたロスさんの遺体が発見された。司法解剖の結果、死因は窒息死だったという。
アフマドザイはロスさんが滞在していたアパートを去る際、スーツケースを持っている姿が防犯カメラに映っていた。さらに、彼はロスさんの銀行カードを使って数千ユーロを引き出した疑いも持たれている。
捜査の決め手となったのは、アフマドザイの妻で米国出身のアライナ・ホールさんの証言だった。彼女は7月15日の夜、夫が突然家を出て行ったことに不審を覚え、位置情報を確認したところ、夫がロスさんのアパートにいることが判明。その後、夫から2550ユーロと新しいiPhoneを渡されたことで、被害者の口座から引き出した金で買ったものではないかと疑い、警察に通報した。
ギリシャの関係者は「彼女の証言と防犯カメラの映像がなければ、この男を見つけることはできなかっただろう」と語っている。
ロスさんは6月26日にエディンバラからアテネに飛び、NGOでボランティア活動をする予定だった。彼女の父親であるエディンバラの弁護士には、ロスさんが死亡した後も「一人になりたい」というメッセージが2週間にわたって送られ続けていたという。
アフマドザイは殺人、強盗、不法な武器所持の罪で起訴され、今週アテネの裁判所に出廷する予定だ。ロスさんの叔母であるアン・バンガムさんは、彼女を「美しく、愛情深く、優しい女性」と悼んでいる。
英国外務省とスコットランド警察は家族を支援し、ギリシャ当局と連携している。
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