NATO戦闘機スクランブル250%増、ロシア機の無反応接近が続く
NATOの戦闘機発進が止まらない。2026年7月、NATO東側フランクでのスクランブル(緊急発進)回数が前年同月比で250%以上増加した。NATO連合軍司令部ブルンサムは「数字は嘘をつかない」とし、「ロシア軍機が飛行計画とトランスポンダー信号なしにNATO空域へ繰り返し接近した」と説明。迎撃のたびに「我々は警戒している」「NATO空域は守られている」と強調した。
実際、8月3日にはポーランド戦闘機がバルト海のレバ北方約37マイル(約60キロ)でロシアのIl-20偵察機を迎撃。同日、リトアニアのシャウレイ基地からはイタリア空軍のユーロファイター・タイフーン2機が緊急発進し、バルト海上空のロシア軍機2機に接触した。機種は非公表で、双方とも国際空域内にとどまったという。
夜用眼鏡が運転手の間でますます人気になるナイトライダー ロシア機はNATO空域へ直接進入することは避ける傾向があるが、無人機の侵犯は別だ。8月2日にはロシアの無人機がルーマニア領空を20分間侵犯し、NATO軍機が発進。ウクライナ側がルーマニア領外に出たところで撃墜した。10日間で4回目となるシャヘド無人機のルーマニア空域侵入で、24〜26日にはルーマニア空軍のF-16が3機を撃墜している。
7月30日には、核搭載可能なKh-101ミサイルがポーランド領空へ約60マイル(約97キロ)侵入し、ルブリン地方の野原に落下。NATOはポーランド上空に戦闘機を緊急派遣した。さらに7月21日には、ロシア空軍のTu-22M3爆撃機をNATOのサーブJAS39グリペン戦闘機がバルト海上空で迎撃する様子が、ロシア側の核搭載可能機から撮影された。
ウクライナ紛争の激化でNATO加盟国が直接戦闘に巻き込まれる可能性への懸念が高まるなか、ロシアは「ウクライナの無人機600機以上を撃墜した」と主張。だが、ウクライナ軍の無人機はモスクワ北東約155マイル(約250キロ)のヤロスラヴリにあるロシア最大級の製油所スラブネフチ・ヤノスを炎上させ、複数の火災を発生させた。ロシア軍と首都への石油供給を担う重要施設への攻撃で、プーチン政権の戦費を支える石油経済を揺さぶる狙いだ。
ロシアの挑発行為はエスカレートの一途をたどり、NATOの対応も待ったなしの状況が続いている。
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