「国境は完全崩壊」スペイン軍が出動、数千人の移民が欧州目指し殺到
スペインが北アフリカの飛地セウタに軍を派遣する事態になった。きっかけは移民の急増で、現地の国境警備担当者が「国境は完全に崩壊した」と警告したからだ。
報道によれば、数千人の移民がここ数日の間に欧州連合(EU)領であるこの飛地へ雪崩れ込んだ。当局が「完全崩壊」と表現するのも納得のカオス状態だ。なんと木曜日だけで数百人が越境したとみられている。
エアコンなしで部屋を涼しくするならこの一台Airio Pro SNSに投稿された映像には、多くが若い男性とみられる移民たちがスペインとモロッコの国境を押し寄せる様子が映っており、スペイン側の警官はまったく手がつけられない状態。衝突の際に放火もあったという。警察筋によれば、過去10日間で最大2000人の移民が入り、少なくとも17人がこの危険な越境の途中で死亡した。
セウタで国境警備を担当するスペイン国家憲兵の組合トップ、ラシド・スビヒ氏は「まったくの混沌だ」「正確な数は出せないが、何千人もの移民が越境している」とコメント。国境は「完全に崩壊した」と認めた。
しかし、スペイン内務省は非常事態宣言を拒否。「移民危機には適用されない」と説明している。結局、軍の隊員60名を国境強化のために派遣することを決めた。地元メディアによると、すでに移民と警官の間で衝突が起きており、車両が燃やされる映像も出回っている。
セウタと、さらに南に400キロ離れたメリリャは、アフリカの地中海沿岸に位置するスペイン領の自治都市。EUとアフリカ大陸で唯一陸続きの国境でもある。セウタは1580年からスペインの支配下にあり、キリスト教徒とイスラム教徒が混在し、スペイン人とモロッコ人の住民や国境を越える労働者が比較的平和に暮らしてきた。
ただし、モロッコは公式にはセウタとメリリャをスペイン領と認めておらず、「占領地」と呼ぶことが多い。その背景も今回の混乱に影響しているのかもしれない。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon
今、あなたにオススメ