猫を殺し、学生を解体して犬に与えた男…ルカ・マニョッタの狂気
2012年、カナダ・モントリオールで起きた留学生殺人事件は、今なお人々の記憶に生々しく刻まれている。被害者は当時33歳の林俊(ジュン・リン)。中国・武漢から渡加し、コンコルディア大学でコンピューター工学を学んでいた。彼はゲイだったが家族にはカミングアウトしておらず、過去には女性と結婚していた時期もあった。
そんな彼が出会ったのが、ルカ・ロッコ・マニョッタ。元々はエリック・クリントン・カークという名前だったが、2006年に改名。統合失調症と診断され、障害年金を受けながら、エスコートやアダルト映画出演で収入を補っていた。彼はとにかく「有名になりたい」という願望が強く、整形を繰り返し、2008年にはリアリティ番組のオーディションまで受けている。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon さらに、自分に関する偽の噂を流しては否定するという異常な行動も。2007年には「連続殺人犯カーラ・ホムルカと交際している」という話を自ら流し、メディアの取材を受けた。しかし記者はすぐに「噂は本人が流したものだ」と見抜き、マニョッタを「問題のある男」と評した。
実は彼、それ以前から動物虐待で有名だった。2010年には子猫をビニール袋で窒息死させる動画を投稿。さらに浴槽で猫を溺れさせる映像も出回り、動物保護団体から通報されていた。
そして2012年5月、マニョッタは林と初めて会う。防犯カメラには2人が彼のアパートに入る姿が映っていた。その翌日、ネット上に恐ろしい動画がアップされる。林の遺体をマニョッタが何度も刺し、その一部を犬に食べさせている映像だった。背景ではニュー・オーダーの「True Faith」が流れ、ワインボトルで遺体を性的に弄ぶ様子も映っていた。一部報道によれば、さらに長いバージョンには「カニバリズムの証拠」があったという。
犯行後、マニョッタはパリ行きの片道航空券を予約。一方、林の友人がアパートを訪れたのは翌日で、すでにもぬけの殻だった。5月29日、カナダ保守党本部に林の左足が届き、自由党宛ての小包には左手が。その後も遺体の一部が学校や団体に次々と送りつけられた。胴体はアパート裏のスーツケースから発見され、血まみれの衣類や犯人を示す書類も見つかった。警察が部屋を捜索すると、クローゼットには「鏡に映る自分が嫌なら、見なければいい。私は気にしない」という不気味なメッセージが。
国際手配を受け、マニョッタは6月4日、ベルリンのネットカフェで自分の記事を読んでいるところを逮捕される。2014年の裁判では「精神疾患」を理由に無罪を主張したが、第一級殺人で有罪。遺体損壊、わいせつ物送付、首相への嫌がらせなども認められ、仮釈放まで最低25年の終身刑が言い渡された。判決時、彼は無表情だったという。
法廷で林の父親はこう語った。「息子が死んだ夜、多くの人の一部も死にました。母親、妹、私、友達…一晩で、私たちは一生分の希望を失った」。そして「あなたたちの司法制度が正義を果たすのを見に来た。息子を裏切らなかったことに満足している」と締めくくった。
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