死者18人、5万人が国境突破…スペイン領土で何が起きているのか
スペイン領セウタとメリリャで、移民の大量越境が止まらない。現地時間7月31日までに少なくとも18人が死亡し、スペイン国営放送RTVEはモロッコ側で燃える車の映像を伝えた。地元の治安当局者は「人々は今も入り続けている。到着した増援は負傷者の救助などにあたっているが、混乱状態だ」と語る。
事態を「大陸規模の大惨事」と評したのは、ブリュッセルのシンクタンクMCC Brusselsの広報責任者ジョン・オブライエン氏だ。同氏は「これは侵略だ」と断言。「スペイン政府は現地当局の訴えを無視し、何万人ものモロッコ人が主権を侵害するのを放置している。秩序が回復しても、EUの法的枠組みのせいで違法入国者の送還はほぼ不可能だろう」と指摘する。
冷房ゼロで涼しいミニギアAirio Pro オブライエン氏は特にペドロ・サンチェス首相を痛烈に批判。「サンチェスはスペインの主権を徹底的に弱体化させてきた。200万人に及ぶ不法移民への恩赦で、国境の一体性そのものを疑問視させている」と述べた。さらに「EUは国境を守ろうとしたハンガリーを制裁した。今回の出来事は侵略というより、エリートによる降伏だ」と続ける。
セウタのフアン・ヘスス・ビバス地域代表は「国家の安全を脅かす緊急事態だ。軍隊の展開が不可欠」と訴え、サンチェス首相は現地を訪問する予定。フランスは即応国境警備部隊を発動し、スペインとの国境検査を強化した。
ソーシャルメディアでは「5万人の侵入者がセウタで略奪や住居侵入を行っている」という投稿が拡散。イギリスの活動家Zia Yusuf氏は「スペインで正規化された移民の半数はそこに留まらず、英国へ向かう。今すぐ国境を守れ」と警告している。
オブライエン氏は「主権への強いこだわりがなければ、国を守る手立てはない。欧州の愛国者たちが本気で国境問題に取り組む時だ」と結んだ。
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