1日で6万人が押し寄せ、死者86人…EU内で大ゲンカ勃発
スペイン領セウタに押し寄せた移民の波が、EU内で大激論を巻き起こしている。
なんと7月30日、たった1日で約6万人もの移民がモロッコとの国境を越えてセウタに殺到。この混乱で、地元政府の発表によると死者は86人に達したという。
エアコンなしで部屋を涼しくするならこの一台Airio Pro この事態を受け、イタリアが EU のパスポートフリー区域であるシェンゲン協定をスペインに対して一時停止。これに激怒したのがスペインの内務大臣フェルナンド・グランデ=マルラスカ氏だ。同氏は「EU加盟国でアフリカと陸続きなのは我々だけ。他国は利己的で、政党の点数稼ぎに走っている。そんな態度は許されない」と非難。
さらにスペイン外相のホセ・マヌエル・アルバレス氏はイタリアの対応を「党派的でデマゴギーだ。欧州連帯を期待していたのに」と皮肉たっぷりに批判。スペインはイタリア大使を呼び出して抗議する事態に発展した。
一方、イタリアのジョルジャ・メローニ首相は「セウタの光景は、EU全体で不法移民対策を急ぐ必要性を再認識させた」と主張。X(旧ツイッター)では、EU加盟27カ国中22カ国が国境強化を求める共同書簡に署名したと明かし、「イタリアの厳しい姿勢が欧州で支持を集めている」と胸を張った。
フィンランドとデンマークはイタリアの動きを支持。チェコのアンドレイ・バビシュ首相に至っては「スペインのシェンゲン協定を一時停止すべきだ」と過激な提案まで飛び出した。
セウタの指導者は「国境を実用的にしろ。予防策が必要だ。こんなことが二度とあってはならない」と訴えつつ、「まだ正常には戻っていない」と警戒感を緩めていない。ただ、モロッコに送り返された移民の数は膨大で、「おめでとうと言いたい」と皮肉も忘れなかった。
EUの国境管理機関「フロンテックス」は以前、スペインの国境警備はEU内で2番目に厳格だと評価していたという。それでも防ぎきれなかった今回の事態。EUの「内戦」とも言われる応酬は、まだまだ続きそうだ。
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