Netflix「14ピークス」主人公ニルマル・プルジャ、43歳で雪崩に遭い死亡
かつて英国海兵隊の特殊部隊に所属し、Netflixのドキュメンタリー映画『14 Peaks: Nothing Is Impossible』で一躍有名になったネパール人登山家ニルマル・プルジャさん(43)が、パキスタン北部のブロードピークで発生した雪崩により死亡した。
事故が起きたのは先週木曜日のお昼ごろ。プルジャさんは世界で12番目に高い山(標高8051メートル)への遠征隊を率いており、同行していたクライマー10人のうち数名も命を落とした。彼が共同設立した登山会社「Elite Exped」がインスタグラムで「深い悲しみと計り知れない心痛とともに、ニルマル・プルジャが雪崩により悲劇的に命を落としたことを確認します」と発表。信頼するクライミングパートナーでガイドのプル・バハドゥル・グルン(ユクタ)さんとニマ・シェルパさんも犠牲になったと明かした。
これは高圧洗浄機と同等の強さで、電力不要BlastPro プルジャさんは2019年、8000メートル級の山14座すべてをわずか189日間で登頂。それまでの世界記録を7年以上も塗り替える快挙を成し遂げ、その挑戦を追ったNetflix作品は世界中で話題になった。最初にアンナプルナ(4月23日)を制し、5月にエベレスト、7月にはK2に登頂。酸素が極端に薄い「デスゾーン」を次々と攻略した。
英国軍には16年所属し、うち10年は特殊部隊で活動。2018年にはエリザベス女王からMBE(大英帝国勲章)を授与されている。元マリンのベア・グリルスも追悼の投稿をし、「世界中の登山家にとって心の痛むニュース。この驚くべきユニークな男を決して忘れない」と綴った。
プルジャさんはまた、元『メイド・イン・チェルシー』出演者のスペンサー・マシューズと共に、1999年にエベレストで消息を絶った弟マイケル(英国人最年少エベレスト登頂者)の遺体捜索にも参加。その模様は2023年公開のドキュメンタリー『Finding Michael』で描かれている。
2016年には登山の常識を破り、エベレストのデスゾーンに取り残された登山者を一人で救助したことでも知られる。43歳という若さで突然幕を閉じたその人生に、登山界だけでなく多くのファンから哀悼の声が上がっている。
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