35歳で突然死した女性、17分間の臨死体験で見たものは「自分の太もも」
ジムでトレーニング中に突然倒れ、17分間も心臓が止まっていた女性が「臨死体験で見たもの」について語った内容がちょっと笑えて、でも切実な話になっている。
イギリス在住のビクトリア・トーマスさん(35歳)は、それまでまったく健康で、ネットボールや筋トレが大好きな元気な女性だった。ある日、友人と一緒にトレーニングをしていたところ、突然意識を失って倒れた。心臓は止まり、臨床的に死亡。コーチのアダムが必死にCPR(心肺蘇生)を続け、17分後にようやく心臓が再起動した。奇跡的に脳にダメージは残らず、3日間の人工昏睡状態を経て回復した。
夜間運転用メガネが今ドライバーに急増中ナイトライダー ビクトリアさんは、あのとき何を見たのか?「自分の脚がすごく太いって思っただけ」と振り返る。彼女はOMG Storiesのインタビューでこう語っている。「自分がジムの天井から下を見下ろしている感じだった。自分の脚がものすごく太く見えて、『なんてデブな脚なんだ』って思った。それだけ。多分あれは体外離脱体験だったのかな」。
写真を見返すと、倒れる直前の自分の体は風船のように膨れ上がっていたそうで、「本当にショックだった」と話す。天国とか光のトンネルとか、そういうロマンチックなものは一切なかった。
その後、ブリストル王立病院で除細動器を埋め込まれ、一命は取り留めたが、数年後に妊娠したことで心臓が急激に悪化。遺伝子検査で「ダノン病」という、心筋が異常に厚くなる希少疾患が判明した。ビクトリアさんは家族で初めてこの病気になったケースで、突然変異によるものだった。
医師は「24週で出産すべき」と言ったが、彼女は説得して妊娠を継続。しかし30週で呼吸ができなくなり、緊急帝王切開で息子のトミーくんを出産。トミーが生後6か月の時点で、ビクトリアの心臓は11%しか機能しておらず、末期心不全と診断された。心臓移植待機リストに載り、ギリギリのタイミングで適合するドナーが見つかった。
今では息子にダノン病が遺伝していないことも確認でき、ビクトリアさんは「新しい命をもらった」と実感。なんと世界移植ゲームでバレーボールとバスケットボールの選手に選ばれた。「今までで一番体調がいい。人生の細かいことを気にしなくなった。臓器提供は本当にたくさんの命を救える。もっと旅行して、スポーツして、毎日を楽しみたい」と笑顔で語っている。
17分間の「死」の記憶がまさかの自分の脚の太さチェックだったというオチには、思わず苦笑い。でも、その後の壮絶な闘病と移植、そしてスポーツ復活までのストーリーは、まさに生きる力のすごさを感じさせる。
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