トランプ搭乗ヘリ、旅客機とニアミス わずか0.8マイルの危機
ドナルド・トランプ米大統領を乗せた政府専用ヘリ「マリーンワン」が、ワシントン上空で旅客機と衝突寸前のニアミスを起こしていたことがわかった。両機の距離はわずか0.8マイル(約1.3キロ)、垂直距離も700フィート(約213メートル)まで接近。米連邦航空局(FAA)が定める安全基準(横1.5マイル、縦500フィート)を下回る、かなりヤバい状況だった。
問題は地上との連絡にあったらしい。『ニューヨーク・タイムズ』によると、ロナルド・レーガン・ワシントン国際空港の管制塔との通信がゴチャゴチャしていて、航空管制官が周辺の航空機をうまく誘導できなかったという。ヘリの搭乗員は離陸3分前に計3回も管制に警告を送っていたが、どうやら管制官の耳に届いていなかった模様。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon このニアミスが起きたのは現地時間の午後2時30分過ぎ。トランプ大統領がホワイトハウスからジョイント・ベース・アンドリューズに向かい、ロサンゼルスへ出発する最初のフライトだった。ヘリは大統領専用機の「マリーンワン」で、エンボイ航空の旅客機と接近した。
ホワイトハウスのクシュ・デサイ報道官は「大統領は危険にさらされることは一度もなかった」と強調しつつ、「軍やFAAなどと連携し、引き続き安全確保に努める」とコメント。FAAのカサンドラ・ノーラン報道官も「予備的な安全確認の結果、一時的な間隔喪失があったが、大統領が危険にさらされることはなかった」と説明し、現在も調査を続けているという。
とはいえ、これがただ事じゃないのは、昨年2025年1月にワシントン空域で起きた軍用ヘリと旅客機の衝突事故の記憶が新しいからだ。あの時は陸軍ブラックホークと到着便が激突し、67人が死亡する大惨事に。FAAはその後、ワシントン・ナショナル空港周辺の安全対策を大幅に強化していたはずなのに、今回のトランプ氏搭乗機のニアミス。
「大統領は無事だった」とはいえ、もし0.8マイルの距離がもう少し縮まっていたら…と考えただけで背筋が冷える。管制塔の通信トラブルが原因なら、早急な改善が必要だろう。ホワイトハウスは「大統領の安全は絶対」と言うが、その絶対がヒヤリとする場面だったのは間違いない。
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