父親が車内に置き忘れ…20カ月乳児が熱中症死、気温41.9度のカナリア諸島
ヨーロッパを襲う記録的な猛暑が、痛ましい悲劇を生んだ。スペイン領フエルテベントゥラ島で現地時間の日曜早朝、生後20カ月の幼児が重度の熱中症で死亡した。父親がうっかり子どもを車内に置き去りにしたまま、外気温が41.9度に達する灼熱の環境に長時間さらされたという。
幼児は土曜日(8月1日)にフエルテベントゥラ総合病院へ緊急搬送され、さらにグラン・カナリア島の母体小児病院へヘリコプターで移送され専門治療を受けたが、医療チームの懸命な努力もむなしく息を引き取った。地域保健局の情報筋によれば、今年の夏、カナリア諸島で報告された熱関連死の第一号だという。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon 熱中症とは、体温の中心温度が40度を超え、体の体温調節機能が機能しなくなった状態を指す。症状は激しい喉の渇き、脱力感、めまい、疲労感、吐き気、頭痛、筋肉のけいれん、動悸など。さらに危険なサインとして、失神、けいれん、意識喪失が現れる。最終的には多臓器不全、脳浮腫、心血管虚脱を引き起こし、死に至ることもある。
当局は、特に乳幼児や4歳以下の子ども、妊婦、65歳以上の高齢者は脆弱だと警告。さらに呼吸器系、心血管系、腎臓病などの持病がある人や、高血圧、糖尿病、重度肥満、認知機能障害のある人、住居のない人も特に注意が必要としている。
スペインの毎日死亡監視システム(MoMo)によると、2026年にカナリア諸島で高温が原因とされる死亡者はこれで計12人。全国では夏の期間中、熱関連死が累計3201人に上っている。
保健当局は、熱中症が疑われる場合はすぐに緊急サービス(スペインでは112)に電話し、その間に涼しい日陰に移動させ、余分な衣類を脱がせて肌を露出し、冷水やぬれタオルで冷やすよう呼びかけている。
「ちょっとだけ」の油断が、取り返しのつかない命の損失につながる。車内に子どもを残すことの危険性は何度も叫ばれているが、41.9度の暑さでは数分で命取りになる。親なら誰しも「自分は大丈夫」と思いたいところだが、この悲劇は他人事ではない。
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