ナスカ地上絵遊覧中に小型機墜落、13人全員死亡
ペルーの世界遺産・ナスカの地上絵を空から楽しむはずだった遊覧飛行が、悲劇に変わった。8月2日午後1時過ぎ、現地航空会社「アエロディアナ」が運航する軽飛行機「セスナ グランドキャラバン C-208」がピスコ空港を飛び立った直後、管制との連絡が途絶えた後、プエブロビエホ地区に墜落。搭乗していた日本人を含まない外国人観光客11人とペルー人パイロット2人、全員の死亡が確認された。
現地警察のホルヘ・アンドラーデ少佐は「事故の深刻さから生存者はいない。これまでに4人の遺体を収容した」と語っている。搭乗者はイタリア人7人、ドイツ人2人、スペイン人2人で、パイロットはアメリカコ・サラサル・クエジャル機長とイレンカ・デル・カルピオ副操縦士だった。現場では消防士が砂漠でくすぶる残骸に放水し、警察が遺体の回収作業にあたる衝撃的な映像も伝えられた。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon ナスカの地上絵は紀元前500年から紀元後500年にかけて古代ナスカ文化によって描かれたもので、ハチドリやサル、クモ、クジラなどの巨大な地上絵が約2000年にわたって砂漠に刻まれている。1994年にユネスコ世界遺産に登録され、そのスケールゆえに上空からの遊覧飛行が観光の目玉となっている。この日も観光客たちはその絶景を楽しむはずだった。
墜落の原因はまだ不明で、現地の航空当局が本格的な調査を開始。ナスカ市の自治体は声明で「深い悲しみ」を表明し、遺族に哀悼の意を伝えた。アエロディアナ社は調査当局の指示に従い運航スケジュールを調整するとしている。
実はこの地域では過去にも同様の事故が起きている。2022年にはオランダ人とチリ人が含まれる7人が死亡。2010年には英国人観光客4人とペルー人乗員2人が犠牲になり、さらにその2年前にはフランス人観光客5人が命を落としている。遊覧飛行の安全対策が改めて問われる事態となりそうだ。
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