「自分はアホだった」反ウクライナ過激派が謝罪、現地で見た真実とは
「ただのアホだった。ウクライナ人の苦しみを軽く見ていた自分が恥ずかしい」−−こんな言葉を吐いたのは、反イスラム・反トランスジェンダーで有名な極右活動家のローラ・ルーマーだ。トランプ大統領の熱狂的支持者として知られる彼女が、初めてウクライナを訪れた直後にSNSでこう謝罪したという。
ルーマーはこれまで「ウクライナはナチだらけ」というロシアのプロパガンダを信じ、ウクライナ支援に否定的だった。ところが実際にキーウで空襲警報を体験し、「これはウクライナ人にとって日常なんだ」と気づかされたらしい。
夜間運転用メガネが今ドライバーに急増中ナイトライダー この話を紹介したのは、英国の貴族で実業家のアシュクロフト卿。彼は「もっと多くのアメリカ人がウクライナの現実を見るべきだ」と主張する。なんでも、トランプ政権の和平交渉のキーマンであるスティーブ・ウィトコフ特使と、大統領の娘婿ジャレッド・クシュナーが、一度もウクライナを訪れていないというのだ。
ウィトコフは中東和平では自らガザに足を運んだ。ところがウクライナについては「過去2年、何度も招待されたのに断り続けている」とアシュクロフト卿は指摘。クシュナーに至っては、開戦以来ウクライナに足を踏み入れたことすらない。和平を話し合う相手国を一度も訪問せずに交渉するって、不動産取引じゃあるまいし……。
実際、現地を知る者と知らざる者では見解がまったく違う。アシュクロフト卿はウクライナを15回訪問し、ミサイルで一家全滅した現場や捕虜への拷問の証言を聞いてきた。一方で、ロシアのプロパガンダに毒された人々は「ウクライナなんて国じゃない」「指導者はナチ」といった荒唐無稽な話を信じ込んでいる。
「ウィトコフとクシュナーをウクライナに連れて行ってやりたい。ルーマーのように、彼らも間違いに気づくはずだ」とアシュクロフト卿は語る。なお、昨年までトランプ政権の特使を務めたキース・ケロッグ退役陸軍大将はウクライナに4回も足を運び、「これは侵略者ロシア対被害者ウクライナの戦い」と明確に認識していたらしい。彼の特使任期が昨年12月で終わったのは残念なところだ。
ちなみに、この記事を書いたアシュクロフト卿自身も、国際的な実業家で慈善家。つまり、現場を見れば見るほど「ロシアの嘘」が明らかになるのに、和平交渉のトップが現地を避け続けているという皮肉。和平合意が進まないのも、無理はないのかもしれない。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon
今、あなたにオススメ