『羊たちの沈黙』の恐怖の井戸に実際に降りてみた
ホラー映画ファンなら一度は夢見る、あの名作の世界に入り込む体験。自称「暗黒の公爵夫人」ブロカーデさんが、実際に『羊たちの沈黙』のロケ地を訪れ、衝撃的な行動に出た。
彼女が向かったのは、ペンシルベニア州ピッツバーグにある一軒の貸別荘。その名も「バッファロー・ビルの家」。映画の主人公クラリス・スターリングを追う連続殺人鬼ジェイム・ガム、通称バッファロー・ビルが実際に住んでいたという設定の家だ。現在は宿泊施設として貸し出されており、映画のセットそのままの内装が残されている。
夜用眼鏡が運転手の間でますます人気になるナイトライダー ブロカーデさんがまずやったのは、あの伝説的な地下室の井戸に降りること。映画では囚われのキャサリン・マーティンが必死に這い上がろうとする場面で有名だ。彼女はボディローションのボトルと愛犬プレシャスを連れて、井戸の中へ。そう、映画の中でバッファロー・ビルが「ローションを塗れ」と命じるあのシーンの完全再現である。
「恐怖で震え、ぼさぼさで少しイカれたような表情をするのは、私にとっては驚くほど自然なことでした」とブロカーデさん。薄暗く冷たい地下室で震えるのは難しくなかったそうだ。
この家は、特殊効果アーティストのトム・サヴィーニが制作した深さ約1.2メートルの井戸のレプリカが売りの一つ。訪問者は自由にコスチュームを着て映画の名シーンを再現できる。廊下には緑のダッフルコートが掛かっており、それを羽織ればあなたもクラリス捜査官に変身だ。ブロカーデさんも例にもれず、そのコートを手に取り、おもちゃの銃を構えてジョディ・フォスターばりの唇をへの字に曲げてポーズを決めた。
館内には至る所に映画の小道具や写真が飾られ、ダイニングテーブルにはバッファロー・ビルのトレードマークであるオオスカシバのモチーフが。さらに屋根裏には映画を流しっぱなしにするシアタールームも完備。玄関にはハンニバル・レクターの像が立っていて、何度通ってもびっくりするらしい。
寝室も凝っていて、バッファロー・ビルのスイートが一番広く、クラリスの部屋にはFBIの帽子とバッジ、ハンニバルの部屋には不気味な肖像画、そして犬好きにはたまらないプレシャスの部屋もある。ブロカーデさんが選んだのはバッファロー・ビルの部屋。頭上にはあの有名な「蛾が股間から飛び立つ写真」が飾られていたが、「意外とぐっすり眠れました」と語っている。
もしあなたもこのサイコスリラーの世界に飛び込みたいなら、この家は宿泊予約可能。一泊はちょっと怖いという人向けに日帰りツアーもある。ホラーファンなら一度は体験したい、まさに「死ぬまでにやりたいことリスト」に入れるべき場所だ。
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