10年間檻に監禁された息子、脱出後の行動に涙…父は「世界の終わり」信じ虐待
「世界は終わる。悪霊からお前たちを守らねばならない」——そう信じ込んだ父親が、実の子供6人を10年以上にわたって檻に閉じ込めていた事件をご存じだろうか。現場はオランダの小さな村、ルイネルウォルト。2019年10月のある夜、一人の若者が村のバーにふらりと現れ、こう言った。「家に監禁されている兄弟がいる。助けてほしい」
その若者はイスラエル(通称ヤン)。当時25歳。彼は9年間、家から一歩も外に出ることを許されず、父親ゲリット・ヤン・ファン・ドルステン(当時67歳)の「終末が来る」という狂信に従って生活していた。父親は子供たちを「不浄」と呼び、「悪霊を追い払うため」と称して日常的に殴打し、食事も制限。ある夏には一人の子供を犬用の檻に一シーズン閉じ込め、さらに別の子供は手足を縛られたまま生活させられていたという。
夜間運転用メガネが今ドライバーに急増中ナイトライダー 警察が駆けつけた農場の地下には、なんと手作りの独房が並んでいた。18歳から25歳の6人の子供たちは、まるで動物のように小さな檻に隔離され、長期間にわたって自由を奪われていた。中にはトレーラーに隔離された兄弟もいた。学校にも行ったことがなく、戸籍すらなく、発見されたときには「ファンタジー言語」としか思えない奇妙な言葉を話すまでになっていたという。
父親は「世界の終わりから子供を守るため」と主張。しかし検察は「2007年から2019年までの間、子供たちの自由を奪い、さらに上の3人の子供に対する性的虐待もあった」と起訴。ただし、父親は脳卒中を起こし、裁判を受けるには健康状態が不十分と判断された。
一方、この事件で注目すべきは、父親の「弟子」とされる61歳のオーストリア人男性ヨセフBの存在だ。彼は食料の運搬などを手伝い、監禁に加担したとして起訴された。しかし裁判所は「彼がいなければ虐待はもっと早く終わっていた」としながらも、上の3人の子供の監禁や虐待については無罪と判断した。
結局、この衝撃的な事件を終わらせたのは、自ら檻を抜け出した長男ヤンの勇気だった。彼はたった一夜の行動で、6人の兄弟姉妹を地獄から救い出した。父親は「悪霊から守る」と言い訳したが、実際に守るべきだったのは子供たちの未来だった。ネット上では「ヤンの行動力に涙が出る」「父親の狂信が本当に怖い」と話題になっている。
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