イランがウクライナに「軍事報復」宣言、トランプとゼレンスキー会談中に緊迫
イランがウクライナに対して「軍事報復」をほのめかしている。タイミング悪く?というか絶妙なタイミングで、ウクライナのゼレンスキー大統領が米国のトランプ大統領と会談中という、なんとも緊迫した状況だ。
発端はカスピ海で起きた一件。イラン政府は、ウクライナが自国の商船を攻撃したと主張している。イラン当局の発表によれば、土曜日に発生した爆発で船員1人が死亡、もう1人が負傷したという。イラン外務省はこの攻撃を「敵対的かつ犯罪的」と非難し、日曜日には在テヘランのウクライナ臨時代理大使を呼び出して抗議している。
エアコンなしで部屋を涼しくするならこの一台Airio Pro さらにイランの国会議員、フェダ=ホセイン・マレキ氏はロシア国営メディアRIAノーボスチに対し、「我々は外交ルートで応じ、最後通告を突き付けたが、軍事的報復は必ず行われる」とコメント。同氏はイラン軍がすでにキーウ(ウクライナの首都)に対する軍事対応を「議題に上げている」と述べており、単なる脅しではない可能性もある。
ただ、イランの主張をそのまま信じていいのか?という疑問も湧く。というのも、ウクライナのゼレンスキー大統領は以前から「カスピ海でロシアの軍艦やイラン関連の軍事貨物を運ぶ船舶を攻撃した」と発表しているからだ。つまり、イランが「ウクライナにやられた」と騒ぐ攻撃は、ウクライナ側からすれば正当な軍事行動の一環というわけ。
さらに話をややこしくしているのが、ロシアの存在。ゼレンスキー氏はX(旧ツイッター)に「ロシアが衛星画像をイランに提供し、中東での攻撃を支援している」と投稿。ウクライナの情報機関によれば、今月初めにロシアがバーレーン、ヨルダン、クウェートの米軍基地を偵察していたとの情報もある。
つまり、ロシアとイランがウクライナを挟んでぐるぐる回っている構図。ウクライナは戦争中、ずっとイラン製ドローンによる攻撃に苦しめられてきた。そのドローン技術を提供しているのがロシアで、今度はイランがウクライナを攻撃すると言い出す。しかも、そのきっかけになった攻撃は「ウクライナがロシア関連の船舶を攻撃した」というもの。もう何が何だか。
ゼレンスキー大統領は今、トランプ大統領との会談でウクライナ防衛と米国の支援継続を訴えている最中。そこにイランの脅しが飛び込んできた形で、会談の空気がさらに重くなったのは間違いない。
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