イタリア全27都市に最高警戒レベル、39度超で死者も…観光客は噴水に殺到
イタリア全土が灼熱地獄に包まれている。なんと国内の主要27都市すべてに、今年初めてとなる最高レベルの熱波警報「レッドアラート」が発令された。8月6日には北東部で気温が39度に達する見込みで、観光客も住民も悲鳴を上げている。
この警報は、イタリア保健省の熱波監視システムが対象とする全都市に初めて出されたもので、25都市はすでに水曜日にレッドアラート下に。木曜には残りの2都市も追加され、全国規模での警戒態勢となった。レッドアラートは、高齢者や病人だけでなく健康な人にも熱中症リスクがあると判断された場合に出される。
エアコンなしで部屋を涼しくするならこの一台Airio Pro 実際に被害も出ている。ここ数日で4人の死亡が熱波と関連しているとみられ、ロンバルディア州では19歳のトマト収穫作業員と40歳の大工が死亡。ボローニャでは警備員も熱中症とみられる症状で命を落とした。
当局は国民に対し、午前11時から午後6時までの直射日光を避け、室内で過ごすことを推奨。さらに1日1.5リットルの水を飲むこと、炭酸飲料やコーヒー、アルコール、脂っこい食事を控えるよう呼びかけている。子供やペットを車内に放置するのももちろん禁止だ。
熱波は農業にも大打撃。ポー平原では干ばつが深刻化し、ピエモンテ州とロンバルディア州の100以上の町で水不足が発生。タンクローリーで水を運ぶ地域もある。農家によると、ブドウの成熟が早まり、乳牛の食欲低下でミルク生産量は約10%減少したという。
ローマでは、冷房の効いた映画館や文化施設を無料開放する対策を実施。コロッセオやパンテオンは夜間開館時間を延長し、観光客の熱中症を防ごうと必死だ。
トレント大学の大気物理学者ロレンツォ・ジョヴァンニーニ氏は「今年の熱波は強度も期間も平均以上で、気候危機が熱波をより長く、より激しくしている」とコメント。気候変動の影響を実感させる事態となっている。
この暑さ、少なくともあと1週間は続く見込み。イタリア在住の方も、旅行予定の方も、とにかく水分と涼を取ることを忘れずに。
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