「動物のほうが人間より信頼できる」と言っていた男、自分のペットのトラに殺される
「動物のほうが人間より信頼できる」――そう語っていたカナダ人男性が、最愛のペットだったトラに襲われて命を落とした。
ノーマン・ブワルダさん(66)は2010年1月、カナダ・オンタリオ州サウスウォルドの自宅で、飼っていたトラに噛み殺された。体重約300キロの巨体を持つそのトラは、彼がエサを与えようと檻の中に入った瞬間に襲いかかったという。
エアコンなしで部屋を涼しくするならこの一台Airio Pro 実はこれが初めての事故ではなかった。2004年6月には、10歳の少年がノーマンの敷地内でシベリアトラに襲われ、頭と首に重傷を負う事件が発生。これをきっかけに地元の町は「私有地でのエキゾチックアニマル飼育禁止条例」を制定したが、ノーマンはこれを不服として法廷闘争を開始。なんとカナダ最高裁で勝訴し、飼育権を守り抜いていた。
ノーマンは自宅で2頭のライオン、2頭のトラ、1頭のクーガーを飼育。カナダ・エキゾチックアニマル飼育者協会の会長も務めていた。近所の人たちは5年近くにわたって彼から野生動物を引き離そうと運動してきたが、実らなかった。
事件当日、ノーマンの親族が彼の変わり果てた姿を発見。トラは檻の別の区画に隔離され、その後ほかの施設に移された。残された動物たちもすべて解散となり、ノーマンの“王国”は幕を閉じた。
隣人のジョアン・ドーズさんは「彼は『動物のほうが人間より信頼できる』と言っていた。動物に親しみを感じているように見えた」と回想。一方で「いじめっ子のように見えたけど、とても悲しい人で、孤独だったと思う」とも語っている。
別の隣人パトリシア・イングランドさんは「彼は『自分の動物はハエ1匹傷つけない』と言い張っていた」と話す。しかし彼女は「この地球に生きるすべてのものには居場所がある。でもノーマンの家は野生動物にとって正しい場所じゃなかった。動物のせいじゃない。トラはトラの本能を実行しただけ」と語った。
ノーマンは生前、動物をこよなく愛し、人間より動物を信じた結果、自らが愛した動物に命を奪われるという皮肉な最期を遂げた。
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