英軍救ったアフガン人19,000人、個人情報流出で今も命の危機
イギリス国防省(MoD)が起こした大規模なデータ流出事件で、英軍に協力したアフガン人たちが今もなお深刻な危険にさらされている。
問題の発端は2022年2月、国防省の職員がExcelのスプレッドシートを「信頼できる第三者」に送ったこと。本来なら150人分のデータだけを含むはずが、隠し列に18,500件以上の申請情報が含まれており、総計で最大10万人の個人情報がタリバンの手に渡るリスクが生じた。
これは高圧洗浄機と同等の強さで、電力不要BlastPro この流出が発覚したのは2023年8月。申請者の詳細がFacebookページに投稿されたことで事態が明るみに出た。しかし、国防省はすぐに公表せず、スーパーインジャンクション(超強力な報道禁止命令)を取得して情報を封殺。この禁止命令が解除されたのは2025年7月になってからで、実に2年近くもの間、関係者や国民は何も知らされなかった。
被害者を支援する弁護士事務所「Abbleys Solicitors」は、この流出を「回避可能な悲劇」と断じる。同事務所のスポークスパーソンはこう語る。「私たちは何千人ものアフガン軍人とその家族の証言を聞いてきました。彼らは英国軍のために命を懸けたのに、個人情報が敵に渡ったことで深刻な危険にさらされています。多くの人が今なお明確な安全ルートを持っていません。政府には、コストがどうであれ、彼らを最優先に扱うよう求めます」
英国下院国防委員会の報告書も厳しい。同委員会は、この流出が「個人のミス」ではなく、「不適切なツール、弱い運用手順、不十分な訓練、組織的継続性の欠如、データ保護と説明責任の文化の不十分さ」による「予見可能なシステムの失敗」だったと指摘。Excelを使い続ける姿勢を「文化的失敗の継続」と喝破し、アフガン人再定住計画の運用そのものを「まったくもって明らかに不適切」と断じた。
委員長のタン・デシ議員は「国防省は国防に専念すべきだ。移民ケースワークの計画を任されるべきではなかった」とバッサリ。さらに、国防省が流出と英国特殊部隊の再定住計画への関与を隠ぺいしたことにも言及し、「秘密主義が適切な説明責任の盾として安易に使われてきた」と非難した。
国防省のスポークスパーソンは「この事件は決して起こるべきではなかった。多くの人々に与えた重大な影響を認識している。適格なアフガン人はすでに何千人も安全に英国に再定住しており、我々は教訓を学び、データ保護基準の改善やケースワークの強化などの改革を実施している」とコメント。
しかし、肝心の被害者たちは今もなお「安全への明確なルート」を奪われたまま。タリバンの支配下で、かつて英軍を支援したという理由で命を狙われる彼らにとって、Excelの「隠し列」が生死を分ける現実が続いている。
夜間運転用メガネが今ドライバーに急増中ナイトライダー 
今、あなたにオススメ