火星で「多角形の海」発見 NASA科学者も息をのむ光景
火星の地表に、まるで幾何学模様のような不思議な「多角形の海」が広がっている――NASAが公開した最新のパノラマ画像に、科学者たちも驚きを隠せない。
火星で生命の痕跡を探し続けている探査車キュリオシティが、バレ・グランデ峡谷を登る途中に360度のパノラマ撮影に成功。その画像には、これまで一度にこれほど多くの多角形の模様を見たことがないというほど、無数のポリゴン地形が写っていた。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon NASAジェット推進研究所のプロジェクト科学者アシュウィン・ヴァサヴァダ氏は、「キュリオシティの目を通してこれまで多くの魅力的な風景を見てきたが、この多角形の海には息をのんだ」とコメント。測定した形や化学成分から、これらの地形がどのように形成されたかの手がかりが得られることに期待を寄せている。
これらの多角形が何でできているのかについては、まだはっきりしていない。科学者チームは、過去に泥が乾燥して割れた跡である可能性を考えているが、高温と低温の繰り返し、または地表が堆積物に埋もれたときに水が押し出されて圧縮された結果できた可能性もあるとみている。
ちなみにキュリオシティは2012年のミッション開始以来、硫黄の結晶や隕石、その他多くの地質学的特徴を発見してきた。さらに、火星がこれまで考えられていたよりもはるかに湿潤な環境だったことや、微生物の生命を支える化学物質や栄養素が存在したことも突き止めている。
そして何より注目なのは、RNAやDNAの前駆体とみられる炭素ベースの分子を発見したこと。これらは生命の構成要素であり、生物学的プロセスか地質学的プロセスのどちらかで生成された可能性があるという。
多角形の謎が解ければ、火星の過去の環境や生命存在の可能性について、さらに重要な手がかりが得られるかもしれない。今後の分析結果が待たれるところだ。
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