英仏海峡、165人乗り「メガ・ジンギー」登場 密航業者の荒稼ぎに批判
英仏海峡を渡る密航船が、もはや「ボート」の域を超えている。なんと長さ42フィート(約12.8メートル)、二階建てバスよりも長い「メガ・ジンギー」に165人もの移民が詰め込まれ、先週ドーバーで押収された。
英内務省のデータによると、1隻あたりの平均乗船人数は2022年のピーク時の41人から、労働党政権下で約66人に急増。2018年の危機当初は7人にも満たなかったことを考えると、まさに桁違いの過密ぶりだ。しかも、過去最多記録は今月だけで2度も更新。128人、165人とエスカレートしている。
エアコンなしで部屋を涼しくするならこの一台Airio Pro この「メガ・ジンギー」は、中国の裏路地の工場で粗雑に組み立てられた可能性が高いとされ、押収時にはすでに空気が漏れ始めていたという。マーゲート治安判事裁判所に出廷した19歳のスーダン人男性は、船の操縦を担当したとして、人命を危険にさらした罪で起訴された。検察は「船の品質は劣悪で、著しく過積載だった」と指摘。
密航業者は1人あたり約2000ポンド(約38万円)の手数料を取っているとされ、この1回の渡航だけで約30万ポンド(約5700万円)もの利益を上げた計算になる。元国境監察官のデビッド・ニール氏は「超大型船の使用は人命に深刻なリスクをもたらす。密航業者は利益しか考えておらず、移民の安全には無関心だ」と警告。さらに、巡視船の引き波で不安定になり、当局が接近をためらう可能性もあると指摘する。
今年の海峡横断者数は1万3376人で、前年同期比45%減。政府は「密航組織壊滅作戦」の成果だと主張するが、批判派は「単に今年前半の強風のせい」と反論。また、労働党が政権奪取後すぐに、前保守党政権のルワンダ亡命計画を廃止したことも、抑止効果を弱めたとみられている。
オックスフォード大学の移民観測所によると、2018年から2025年の間に少なくとも162人が海峡で死亡。改革UKのナイジェル・ファラージ氏はXで「今朝も少なくとも700人の不法移民が海峡にいる。『計画は機能している』? あの人はどこの星に住んでるんだ?」と皮肉った。内務省の報道官は「密航ギャングはかつてないほど危険なリスクを冒している。彼らは命を軽視しており、現実に死者も出ている」と述べている。
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