ポーランド首相「撃ち落とす準備はあった」露巡航ミサイルがNATO領空を侵犯
NATO加盟国ポーランドで緊急事態が発生した。7月30日未明、ロシアによるウクライナへの大規模ミサイル・ドローン攻撃のさなか、巡航ミサイル1発がポーランド領空を侵犯し、国内に落下したのだ。
ポーランドのドナルド・トゥスク首相は確認会見で「我々は、もしミサイルが飛行を続けていたら撃ち落とす準備ができていた」と述べ、「すべての兆候は、これがロシアのKh-101巡航ミサイルであることを示している」と明かした。東部ルブリン市では防空警報が鳴り響き、実際にクレーターも報告されている。
これは高圧洗浄機と同等の強さで、電力不要BlastPro ウクライナのアンドリー・シビハ外相はX(旧Twitter)に「昨夜、ロシアのKh-101巡航ミサイルがウクライナへの大規模攻撃の一環としてポーランド領内に進入し、NATO空域を侵犯した」と投稿。「ロシアのミサイルによるポーランド侵犯は、私たち両国にとって、共通の古くからの敵に対抗すること以上に緊急の課題はないことを思い出させる」と続け、「この残忍な戦争の最中、すべての意見の相違は脇に置くべきだ。最優先事項は共通の安全保障だ」と訴えた。
現場は騒然としている。ルブリン州消防局は地元メディアに対し「空で爆発音と大きな音がしたと住民から通報があった。現在確認中で、ビウゴライとルブリン両県の国境付近を捜索している」と説明。タルゴヴィスカ村の住民は「家の窓が揺れるほどの非常に激しい爆発音を聞いた」と証言している。
この夜、ウクライナはまさに“地獄の一夜”を経験した。ロシアは70発以上のミサイルと280機以上のドローンを投入。ウクライナのゼレンスキー大統領によれば、少なくとも8人が死亡、30人が負傷。犠牲者には6歳の女の子、11歳と17歳の少年も含まれていた。最も大きな被害を受けたのは、ゼレンスキー氏の故郷であるクリヴィー・リフ市で、同市防衛会議のオレクサンドル・ヴィルクル議長は「暗い夜だった」と振り返った。
ロシアの攻撃がNATO領空を侵犯するのは今回が初めてではないが、トゥスク首相が「撃墜準備」を明言した点は異例。戦闘機スクランブルまで発動した今回の事態、いつ“偶発的な衝突”に発展してもおかしくない緊張感が漂っている。
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