空が真っ黒に…ウクライナ大規模攻撃でロシア製油所・倉庫炎上、15回目の被弾
ロシア国内でまたもや大規模な火災が発生。ウクライナ軍による無人機攻撃で、サラトフ製油所とサマラ州にあるロシア最大手ネット通販「Wildberries」の物流センターが直撃され、空を真っ黒な煙が覆い尽くした。
攻撃を受けたのはサラトフ製油所。観測筋によると、ここへの攻撃は2022年にプーチン大統領がウクライナへの全面侵攻を命じてから少なくとも15回目。年産能力は480万トンとされ、今回も炎上している映像がSNSに拡散された。サラトフ州のロマン・ブサルギン知事は「民間インフラが損傷した」と認めたものの、詳細は明らかにしていない。
冷房ゼロで涼しいミニギアAirio Pro 同時にやられたのは、Wildberriesがサマラ州ノボセメイキノに構える延べ床面積17万8600平方メートルの巨大物流ハブ。同社は被弾を確認したが「死傷者はいない」と発表。この拠点はヴォルガ地域とロシア中部ヨーロッパ向けの配送センターとして機能しており、被害は物流網にも影響を与えそうだ。
戦争研究所(ISW)の報告によると、ウクライナの中距離攻撃作戦と「ドローン支配」がロシア軍の進撃速度を抑制し、機械化部隊の展開能力を制限しているという。実際、2026年7月のロシア軍による機械化攻撃は数回にとどまり、意味のある戦果は得られなかったとのこと。
さらにウクライナ保安庁(SBU)は、7月31日から8月1日にかけてバシコルトスタン共和国ウファの製油所3カ所を攻撃したと発表。これらはロシア最大級の精油クラスターで、合計年間精製能力は2300万トンを超える。地元首長は「撃墜したドローンが工業地帯に落ちた」と釈明するが、複数の火災映像が確認されている。
タタールスタン共和国の石油化学工場でも7月31日に火災が発生。工場側は「鎮火した」と主張するが、現場の映像は出火を裏付けている。また、ベルゴロド市南部ではガスプロム所有のガソリンスタンドがドローン攻撃で損傷。クラスノダール地方ではレーダー基地5カ所が攻撃対象になったという。
ロシア側は「民間インフラ被害」と繰り返すが、次々と炎上する映像がSNSで拡散され、現地の混乱ぶりが伝わってくる。ウクライナのドローン攻撃は国境を越えてますますエスカレート。ロシアの石油・物流中枢を狙ったこの戦略が、戦況にどう影響するのか——目が離せない。
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