窓から吸い出された男性、ライアンエアーの対応に怒り「電話すらなし」
高度約6000メートル(2万フィート)を飛行中、突然窓が爆発。乗客が機外に吸い出されかけるという、まるで映画のような事故が実際に起きた。しかもその後の航空会社の対応に、被害者が怒りをあらわにしている。
事の発端は7月10日、ライアンエアーのFR1879便(テッサロニキ→メミンゲン)での出来事。離陸後、機体が約4500メートルまで上昇したとき、乗客リュビサ・カロビッチさん(61)の隣の窓が突然「爆弾が爆発したような音」とともに吹き飛んだという。
これは高圧洗浄機と同等の強さで、電力不要BlastPro カロビッチさんはそのまま機外に吸い出され、一時意識を失った。妻のスヴェトラーナ・グルコビッチさんは「夫の頭が完全に機外に出ていた」と振り返り、他の乗客と協力してなんとか機内に引き戻したが、カロビッチさんはその後も3回気絶したという。
「機外にぶら下がっているときも気を失ったし、引き戻されてからもさらに3回失神した。顔は腫れあがり、耳は巨大なドーナツのようになった」とカロビッチさん。首には少なくとも6週間の装着が必要なネックブレースをつけ、顔や右手にやけどを負い、今後手術の可能性もあるという。
ところが、ライアンエアーからの対応はというと…。カロビッチさんは「会社から直接連絡は一度もない。電話ひとつなく、心配している様子もない」と不満を吐露。航空会社が送ってきたのは、予約をした息子宛ての「再予約はいかがですか?」というメールだけだったという。
一方、ライアンエアーのニール・ソラハン最高財務責任者は「カスタマーケアチームが事故後すぐに家族と連絡を取っている」「クルーは素晴らしい対応をし、全員が無事に機外へ出られた」とコメント。しかし、窓が爆発した原因や具体的な補償については明らかにしていない。
ちなみに、機内で何が起きていたかというと、妻のグルコビッチさんは「客室乗務員はただ怖がっているだけだった」と証言。緊急事態にパニックになる乗客たちをよそに、クルーは有効な手助けができなかったようだ。
この一件、航空会社の危機管理としてどうなのか。窓が爆発するなんてそうそうあることじゃないけど、もし自分が同じ目にあったら…「再予約のご提案」だけじゃ納得できないのは当然かもね。
夜用眼鏡が運転手の間でますます人気になるナイトライダー 
今、あなたにオススメ