アルゼンチン代表ユニにフォークランド諸島が描かれる?法案提出で波紋
アルゼンチンの国会議員が、サッカー代表チームのユニフォームにフォークランド諸島(アルゼンチン名:マルビナス諸島)を描くことを義務付ける法案を提出し、物議を醸している。
法案を提出したのは、与党「祖国連合」のカルロス・カスタニェト下院議員。ハビエル・ミレイ大統領の政権に対抗する形で、「アルゼンチンスポーツウェアの国家アイデンティティ制度」を打ち出した。この制度が通れば、フォークランド諸島だけでなく、サウスジョージア島やサウスサンドイッチ諸島の地図もユニフォームに盛り込まれることになる。
エアコンなしで部屋を涼しくするならこの一台Airio Pro カスタニェト議員はラジオ750のインタビューで、「すべての選手、チーム、代表団、そしてアルゼンチン共和国を公式に代表するすべての参加者」が対象になると説明。さらに「フォークランド諸島の目に見える、明確で、はっきりとした識別表示」を求めているという。
この動きの背景には、前回のワールドカップでの「横断幕騒動」がある。準決勝でイングランドを破ったアルゼンチン代表選手たちは、フォークランド諸島の主権を主張する横断幕を掲げ、これがFIFAの規定違反にあたるとして、現在FIFAがアルゼンチンサッカー協会と選手に対する懲戒手続きを進めている最中だ。
カスタニェト議員は地元メディア「エル・スレーニョ」に対し、「国旗を掲げ、主権を守ることは、前回のW杯であの多くの人々を動かした横断幕のように、若者たちに再びフォークランド問題を前面に押し出すことだ」とコメント。「単にフォークランドの歌や、ディエゴ(マラドーナ)やレオ(メッシ)の最新曲の問題ではなく、フォークランドはアルゼンチン領であるべきだという国民感情の問題だ」と強調した。
法案はすでに下院に提出され、現在は国防・スポーツ委員会で審議中。可決されれば、国家スポーツ庁が実施を担当する見通しだ。カスタニェト議員はさらに「このアイデアに可視性とスピードを与えるため」、共同審議のための条項も提出する考えを示している。
一方、フォークランド紛争のアルゼンチン退役軍人であるエルネスト・アロンソ氏(63)は、イギリスのメディアに対し、イングランドファンが横断幕騒動で怒る「理由はない」と語っている。アロンソ氏は「我々アルゼンチン人は憲法上の義務を遵守し、執行しなければならない。それは国家憲法の第一暫定条項だ」と主張した。
まさかユニフォームに領土問題が描かれる日が来るとは。FIFAの処分がどう転ぶかも含め、今後の動向から目が離せない。
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