ゼレンスキー氏悲痛の訴え「迎撃ミサイル不足で命が奪われている」
ウクライナの首都キーウにまたしても悲劇が襲った。8月1日、ロシア軍による弾道ミサイルの集中攻撃で、少なくとも9人が死亡、数十人が負傷。18棟の住宅や学校、リトアニア大使館、インフラ施設が被害を受け、市内各所で火災や停電も発生した。
キーウのクリチコ市長によると、シェフチェンキウスキー地区では集合住宅の一部が破壊され、がれきの下に取り残された人々の救出作業が続いている。緊急当局の発表では、ダルニツキー地区で7人が死亡、子ども2人を含む14人が負傷。ソロミャンスキー地区でも5階建てアパートが被弾し、子ども2人を含む8人がケガを負い、2人が命を落とした。
夜用眼鏡が運転手の間でますます人気になるナイトライダー ゼレンスキー大統領はX(旧Twitter)で、この日の攻撃について「ロシアは35発のミサイル(うち27発が弾道ミサイル)と185機の攻撃ドローンを発射した」と報告。特に「弾道ミサイルはたった1発しか迎撃できなかった。単純にパトリオット(迎撃ミサイル)が足りないからだ」と、危機的な防空能力の不足を訴えた。
「迎撃ミサイルの不足が、ロシアにこうした攻撃を続けさせ、人命を奪わせている。必要なのは、倉庫に眠る“仮定のシナリオ”のためではなく、今ここでロシアの戦争を食い止めるための装備だ」と、同盟国への緊急の支援要請を繰り返した。
さらに「迎撃ミサイルのパッケージが届くたびに、それは私たちの命を救う。逆に届かない夜は、また犠牲者が増える」と、一刻も早い供与を訴えた。
わずか数日前にも、大規模なロシアの攻撃で少なくとも8人が死亡。その際には巡航ミサイルが一時ポーランド領空を侵犯する騒ぎも起きていた。
ゼレンスキー氏は先日、トランプ米大統領を訪ね、パトリオット迎撃ミサイルのライセンス生産許可を直談判。トランプ氏は「大きな一歩だ」と慎重姿勢を示し、承認には至っていない。
ミサイルが足りずに人の命が奪われ続ける——その現実を前に、ウクライナは今も必死のSOSを発信し続けている。
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